秦 はるひ
東京藝術大学付属音楽高等学校を経て、同大学、同大学院を修了。在学中より邦人作品初演を盛んに行い、バッハから現代作品まで幅広いレパートリーを持っている。ドビュッシー国際コンクール第1位受賞以後、ソロを中心に、オーケストラとの共演、ピアノデュオ、日本のピアノ作品発掘シリーズ、室内楽、歌曲伴奏、CD録音など幅広く活動、内外のアーチストとも共演多く、深い信頼を得ている。2006年から2014年まで、アンリ・バルダ氏、アンヌ・ケフェレック氏と毎春、パリにてピアノ研修を主宰。教育活動も大学院卒業と同時に東京藝術大学講師となり、2013年まで36年間、同大学と付属高等学校で後進の指導にあたった。門下からは国内外のコンクール入賞者を多数輩出している。近年では海外での活動も増え、パリ、トリノ、ソウルなどでリサイタルのほか、ヨーロッパ内の夏期講習会、スクリャービン(モスクワ)、イル・ド・フランス(フランス)など、国際コンクールの審査にも招かれている。批評活動、演奏会プロデュースも手がける。CDは、ソロアルバム「バッハ頌」「細やかな記憶」「HARUHI HATA RECITAL」フォンテック、「日本のピアノ変奏曲選」「黛敏郎ピアノ作品集」。現在、東邦音楽大学大学院特任教授、アトリエ・アッシュ主宰。
上田 泰史
金沢市出身。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学修士課程修了後、博士号を取得。在学中に安宅賞、アカンサス賞受賞、平山郁夫文化芸術賞を受賞。2010年から2012まで日本学術振興会特別研究員(DC2)を務める。2010年に渡仏、2013年パリ第4大学音楽学修士号(Master2)取得、2016年、博士号(音楽・音楽学)を審査員満場一致で取得。2015年、日本学術振興会より育志賞を受ける。これまでにカワイ出版より校訂楽譜『アルカン・ピアノ曲集』(2巻, 2013年)、書籍『チェルニー30番の秘密--練習曲は進化する』(2017年)、『パリのサロンと音楽家たち』(2018年)などを出版。日本音楽学会、地中海学会会員。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会正会員。東京藝術大学楽理科非常勤助手を経て、2018年4月より2021年3月まで日本学術振興会特別研究員(SPD)。現在は19世紀から20世紀中頃にかけてのパリ国立音楽院試験における演奏曲目や、ピアノ演奏様式について研究中。アトリエ・アッシュ 主宰。
増田 達斗
愛知県田原市出身。桜丘高等学校音楽科ピアノ専攻卒業。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院音楽研究科ピアノ専攻修士課程修了。
現在、洗足学園音楽大学作曲コース非常勤講師。ソロ・室内楽・作曲の各分野に渡り多彩な活動を展開しながら、ピアノ・作曲・ソルフェージュにおいて後進の指導にも力を注いでいる。又在学中より多数の現代新曲初演及び再演に携わっている。シェーンベルク:《月に憑かれたピエロ》他収録のセッション録音にピアニストとして参加、日本コロムビアよりCDがリリースされる。またダンサーのイスラエル・ガルバン演出・振付・ダンスによるストラヴィンスキー:《春の祭典》日本ツアーにピアニストとして参加するなど、活動の幅を広げている。作曲家団体《NODUS》メンバー。第3回洗足現代音楽作曲コンクール第1位。これまでに作曲を土田英介氏に、ピアノを藤城敬子、芝本容子、播本枝未子、秦はるひ、長尾洋史、渡辺健二、他各氏に師事。
♪増田達斗の部屋 https://sites.google.com/view/masuda

©︎武藤章

黒岩 航紀
東京藝術大学首席卒業。同大学大学院修士課程修了の後、リスト音楽院にて研鑽を積む。第84回日本音楽コンクール第1位。第11回東京音楽コンクール第1位及び聴衆賞。KIPA国際ピアノコンクール2019第1位。第13回ヘイスティングス国際ピアノコンチェルトコンペティション第4位及びオーケストラプライズ。インムジカローマ国際ピアノコンクール2018第3位。第27回青山音楽賞新人賞。第14回宇都宮エスペール賞。2017年にロシア・サンクトペテルブルクより招聘されての演奏が高く評価され、音楽監督セルゲイ・ロルドゥギン氏に絶賛される。バッハからコンテンポラリーまでレパートリーも広く、2019年東京オペラシティリサイタルシリーズ「B→C」出演。NHK-FM「ベスト・オブ・クラシック」「リサイタル・ノヴァ」「リサイタル・パッシオ」多数出演。これまでに、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、ロイヤルフィルハーモニックオーケストラ、ローマトレオーケストラ、サンクトペテルブルク国立アカデミーオーケストラ等と共演。現在はソロ、オーケストラ共演に加え、荒川文吉氏(Ob.)、齋藤志野氏(Fl.)との「Trio Explosion」を始め、室内楽やアンサンブルピアニストとしても活躍している。芹沢直美、秦はるひ、江口玲、ファルヴァイ・シャーンドル各氏に師事。
1st CD「sailing day」に続く2019年2nd CD「展覧会の絵」は《レコード芸術特選盤》に選定される。(公社)日本演奏連盟会員。東京藝術大学ピアノ科、甲斐清和高校音楽科非常勤講師。CJM神宮の杜音楽院講師。https://www.kokikuroiwa.com
齊藤 一也
山梨県生まれ。4歳よりヤマハ音楽教室にてピアノと作曲をはじめる。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学卒業後、パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学を最優秀の成績で卒業し、2020年に完全帰国。第8回カンピージョス、第7回マッサローザ国際ピアノコンクールで優勝。第4回東京音楽コンクール最高位(第2位)、第82回日本音楽コンクール第2位、三宅賞、岩谷賞(聴衆賞)をはじめ、第66回ロン・ティボー国際コンクールフィナリスト及びフォーレの最優秀演奏賞、第18回パロマ・オシェア・サンタンデール国際ピアノコンクールファイナリスト賞、第61回マリアカナルス国際音楽コンクール4位、22回アルトゥール・シュナーベルコンクール最高位、及び2018年度ベルリン・スタインウェイ賞を受賞する他、数々の国際コンクールで入賞。2021年6月にデビュー・アルバム「une journée ユヌ・ジュルネ」をリリース。ボーナストラックに収録されているオリジナル曲《ショパンの「小犬のワルツ」による即興曲 -ネコ好きのための- 》がミューズ・プレス社より出版される。これまでに石丸八重子、青木進、山下葉子、秦はるひ、ミシェル・ダルベルト、クレール=マリー・ル・ゲ、ビョルン・レーマンの各氏に師事。また、ヤマハ音楽振興会音楽支援奨学生、ロームミュージックファンデーション奨学生、明治安田クオリティオブライフ奨学生、フォンダシオン・クラバルテ奨学生として研鑽を積んだ。現在、(一財)地域創造による公共ホール音楽活性化事業(おんかつ)登録アーティストとして、全国的な演奏活動と共にアウトリーチ活動にも精力的に取り組んでいる。また、2022年4月より東京藝術大学音楽学部、及び東京音楽大学ピアノ科非常勤講師として後進の指導にあたる。(株)東京コンサーツ所属。公式HP: www.kazuyasaito-pianist.com
ロー 磨秀
桐朋学園大学音楽学部を経てパリ国立高等音楽院のピアノ科および修士課程を、審査員満場一致の最優秀および首席で卒業。
2012年第8回ルーマニア国際音楽コンクールで第1位と最優秀賞、2015年第1回デュオ・ハヤシ・コンクールで第1位、2006年第60回全日本学生音楽コンクール東京大会・全国大会第1位を受賞するなど国内外で数多くのコンクール歴を持ち、日本・欧州各地でリサイタルも開催し幅広い活動を行っている。ピアノを勝又浅子、今泉統子、高良芳枝、二宮裕子、ジャック・ルヴィエ、オルタンス・カルティエ=ブレッソン、フェルナンド・ロッサーノに師事。2021年9月、クラシックアルバム『Mélange』でCDデビュー。また、シンガーソングライターとしての一面を持ち、2019年配信シングルのデビュー以降、サブスクのプレイリストに複数選ばれ、20年6月のアルバム『LOST2』では各種タイアップを獲得している。2021年6月には、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(カンテレ/フジテレビ系列)の挿入歌の作詞を担ったことでも話題を得ている。また、同年8月にはMBSお天気コーナー秋のタイアップ曲「Promenade~秋晴れ~」を書き下ろし、デジタル配信された。https://columbia.jp/matthewlaw/
小菅 綾
東京都出身。3歳よりピアノを始める。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学音楽学部器楽科を経て、同大学大学院音楽研究科器楽科修士課程修了。 PTNAピアノコンペティション全国大会ベスト12賞。日本ピアノ教育連盟オーディション、フレッシュコンサート出演。洗足学園音輪会コンクール第一位。日本演奏家コンクール中学の部第二位。YBP国際音楽コンクール芸術賞。やちよ音楽コンクール入選。第6回ブルクハルト国際音楽コンクール室内楽部門最高位。東日本大震災復興支援のためのチャリティーコンサートを開催。2015年水戸にてソロリサイタルを開催。2017年公益財団法人光山文化財団より助成金を受け、水戸・川越にてベビーとママのためのコンサート、小菅綾(ピアノ)&元木智子(ホルン)ジョイント・リサイタルを開催。2018年ひたちなかにて川上茉梨絵・小菅綾 ジョイントリサイタルを開催。2019年水戸奏楽堂サロンコンサート~新進若手音楽家シリーズVol.4~に出演。2020年,2021年東京芸術大学音楽学部同声会茨城支部演奏会に出演。2022年大洗音楽祭出演。これまでにピアノを、中下千夏、佐々木恵子、碓井俊樹、エヴァ・ポブウォッカ、秦はるひの各氏に師事。ヨーロッパでの講習会にも多数参加。現在、自宅にて小菅綾ピアノ教室を主宰。元 水戸第三高等学校音楽科非常勤講師。ピティナ正会員、指導者賞受賞。コンクールでの審査にもあたる。
『AyaKosuge Official Homepage』https://ohp-for-ak.jimdo.com/
鈴木 隆太郎
1990年、鎌倉生まれ。3歳よりピアノを始め、故山下亜紀子、日比谷友妃子、横山幸雄、平井京子等に師事。1999年に神奈川フィルハーモニー管弦楽団とハイドンの協奏曲ニ長調を共演。2000年全日本学生音楽コンクール小学生の部第1位。2008年に栄光学園高等学校を卒業後、渡仏。同年、パリ国立高等音楽院に首席で入学し、サンソン・フランソワ唯一の弟子として知られるブルーノ・リグットと、オルタンス・カルティエ=ブレッソンに師事。修士課程ではリストのオペラ編曲作品に見るドラマ性の変容に関する論文を書き、演奏と共に首席で卒業。2013年からの第3過程ではミシェル・ダルベルトとミシェル・ベロフにも師事し、在学中に学内奨学金を2度授与された他、パリ音楽院管弦楽団とも共演した。その後、エリソ・ヴィルサラーゼのもと研鑽を積んだ。その他マレイ・ペライア、スティーブン・コバセビッチ、故セルジオ・ペルティカローリ、ガブリエル・タッキーノ等のマスタークラスを受け、薫陶を受けた。
これまでに、2015年にイル・ド・フランス国際ピアノ・コンクール第1位、カンピージョス国際ピアノ・コンクール第2位、エミール・ギレリス国際ピアノ・コンクールではオデッサ国立管弦楽団とショパンの協奏曲第1番を演奏して第2位となる。2017年にはヴァルティドネ国際音楽コンクール第2位と、トビリシ国際ピアノ・コンクールで2つの特別賞を受賞した。2021年にはホセ・イトゥルビ国際ピアノ・コンクールで第3位とベートーヴェン協奏曲賞も受賞している。このほかにも多数の国際コンクールで優秀な成績を収めている。2015年よりパリを拠点に演奏活動を行っている。スイスの音楽祭「Sommets-Musicaux de Gstaad」をはじめとした多くの音楽祭に招待されているほか、フランス国営ラジオの若手を紹介する番組「Génération Jeunes Interprètes」に出演し公開録音コンサートでも好評を得た。パリなどで行っている、日本人作曲家の作品をフランス人演奏者と共に紹介する取り組みなども評価されている。ヨーロッパのほか南米でも多くの演奏活動を行っており、2018年にはコロンビア国立交響楽団とチャイコフスキーの協奏曲1番を共演、その後2019年にもリサイタルやヴァイオリニストの五嶋龍とのデュオコンサートでも招待され好評を博した。最近は日本でも精力的に活動の場を広げている。地元鎌倉を中心とした演奏会の他、ヴァイオリニストの鈴木舞、チェリストの増田喜嘉、パリ音楽院で共に学んだマシューローや岡田奏との共演なども行っている。2020年にはヴァイオリニスト五嶋龍のデビュー20周年記念ツアーでサントリーホールをはじめ全国13か所のツアーにピアニストとして帯同した。2017年秋には、スイスの「Claves」レーベルより得意とするラヴェルやリストなどの作品を取り入れたデビューアルバムをリリースした。2019年5月には東京フィルハーモニー管弦楽団とラフマニノフの協奏曲2番を大友直人の指揮で共演、NHK-FMでその模様が放送されたほか、9月には東京文化会館でのソロリサイタルも行った。2020年にはフランスの「Hortus」レーベルより日本とフランスの作曲家に焦点を当てたセカンドアルバムをリリースし、2021年にはスペイン、マラガフィルハーモニー管弦楽団の定期公演にも登場。今後ますますの活躍が期待される。
中平 優香
1994年生まれ。3歳よりヤマハ音楽教室に通う。東京都立総合芸術高等学校 (音楽科)を経て、音楽大学ピアノ演奏家コースを卒業。第22回彩の国・埼玉ピアノコンクールE部門金賞及び埼玉新聞社賞受賞。同、第24回F部門金賞及び審査委員長賞受賞。第13回東京音楽大学コンクール第2位受賞。第16回大阪国際音楽コンクールリサイタルコース[ピアノ]第1位受賞。第13回フレッシュ横浜音楽コンクール一般S部門第1位及び審査員特別賞受賞。大学在学中、東京音楽大学プロデュースベーゼンドルファ ーランチタイムコンサートVol.22出演。その他、学内で行われるリサイタル試験に合格、ソロや室内楽で様々なコンサートに出演。財団法人ヤマハ音楽振興会主催第35回インターナショナルジュニアオリジ ナルコンサート出演。ヤマハ・ガラ・コンサート2010出演。その他、読売日本交響楽団と自作曲で共演。エレクトーンフェスティバル2015一般部門東京地区ファイナル奨励賞受賞。これまでにピアノを及川良子、秦はるひ、北島公彦、稲積亜紀子、菊地裕介、鈴木弘尚の各氏に師事。作曲・即興演奏を大政直人、喜久邦博の各氏に師事。現在、ヤマハ音楽教育システム講師として稼働しながら自身の演奏活動を行なっている。
小林 えりか
東京藝術大学附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部器楽科ならびに大学院修士課程終了。在学中に彩の国埼玉ピアノコンクール銀賞及び彩の国ピアノコンクール賞を受賞。第1回フォーレ国際ピアノコンクールにて第3位受賞。第14回イル・ド・フランス国際ピアノコンクールではファイナリスト選出。2012年には東京ニューシティー管弦楽団(内藤彰指揮)と、2013年にはロンドンにてLondon Soloists Philharmoniaと共演。2014年に第1回ピアノリサイタルを、また2017年には第2回、第3回連続リサイタルを開催。これまでに松原緑、梅谷進、秦はるひ各氏に師事。また、仏・パリでのアカデミーにてH.バルダ、A.ケフェレック各氏に師事。東京藝術大学音楽研究センター 助手として勤務後、2021年より東日本橋にてcanopeピアノスペースを主宰。後進の指導にあたっている。ピアノ研究グループ「ボワ・ラクテ」会員、日本フォーレ協会会員。canopeピアノスペース公式サイト http://canope-piano.com/
小山田 桃
茨城県立水戸第三高等学校音楽科、東京音楽大学器楽専攻(ピアノ演奏家コース)を経て、同大学院修士課程器楽専攻鍵盤楽器研究領域を修了。惑星の願いチャリティーコンサートにてライム・レディースオーケストラと自作曲で共演。春のパリ研修、ドイツ・エンゲルス国際音楽祭に参加。第6回横浜国際音楽コンクールアンサンブル部門2台ピアノの部審査員特別賞。第7回横浜国際音楽コンクールピアノ協奏曲部門第1位。オーディション合格者による第24回水戸芸術館「茨城の名手・名歌手たち」、第41回茨城新人演奏会に出演。これまでにピアノを岩田文子、岡部昌子、秦はるひ、関根有子、石井克典、作曲を大久保みどり、青木進の各氏に師事。茨城県立水戸第三高等学校音楽科非常勤講師。
中田 雄一朗
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て,東京藝術大学器楽科ピアノを卒業。これまでにピアノを、故・田村宏、故・堀江孝子、渡邉健二、黒川浩、堺康馬、國土浩子、秦はるひ、H.バルダの各氏に師事。現在、ソロ・室内楽・ピアノデュオの演奏、全国各地にてセミナー及び、後進の指導にも力を注いでいる。
東邦音楽大学附属東邦音楽高等学校非常勤講師、東邦音楽学校プライベートレッスン講師をはじめ、ピティナ・ピアノステップやコンペティション、日本クラシック音楽コンクール、ブルグミュラーコンクール、バッハコンクール、バスティンコンクール、和幸ピアノコンクール等の審査員も行っている。ピティナ新人指導者賞、ブルグミュラー・レッスン賞、ショパンコンクールinASIA幼児指導者賞を受賞。駒込ピアノアカデミー代表。
伊藤 順一
4歳よりヤマハ音楽教室でピアノを始め、東京藝術大学附属高校、同大学にて秦はるひ氏に師事し在学中第21回埼玉ピアノコンクール金賞、第 4回横浜国際音楽コンクール第1位、並びにパリ・エコールノルマル音楽院への奨学金を得て 2011 年に渡仏し、パリ・エコールノルマル音楽院へ留学。アンリ・バルダ氏のクラスで学び演奏課程を首席で修了する。翌年コンサーティストディプロムをピアノ、室内楽共に首席、審査員特別賞で修了し、2014 年パリのサル・コルトーにてソロリサイタルを開催。その後パリ国立音楽院、リヨン国立音楽院にてエルベ・エヌカウア、ティエリー・ロシュバック両氏に師事し研鑽を積み、ニース、ステファノ・マリッツァなどの国際コンクールで 1 位を受賞、またイタリア、スペイン、クロアチアなどヨーロッパ各地のコンクールに入賞し、バカウ・フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・サウンディフ、クロアチア放送交響楽団と共演。2017 年には 2 台ピアノで第 91 回レオポルド・ベラン国際コンクールにおいて第1 位を受賞。2018 年フランス リヨンのゲーテサロン、2019 年イタリア南部バルレッタにて 2 夜連続のソロリサイタルを開催する。2019 年に完全帰国し、第 4 回日本ショパンピアノコンクール第 1 位。また、毎年ショパン作品に優れた演奏を示したピアニストに贈られる「2020 年度 第 47 回日本ショパン協会賞」を受賞。2020年第18回フレデリック・ショパン国際コンクール本大会に出場。12月にはアールアンフィニレーベルよりデビューアルバム「Profonde – プロフォンド」をリリースし、『レコード芸術』特選盤に選ばれる。以前よりピアノカルテット、2 台ピアノなどのアンサンブルコンサートを日本とフランスで主宰し、多くのアーティストの共演者としても活躍。現在、東京や神戸にて後進を指導する他、各地で演奏会を開催している。
高橋 ドレミ
4歳よりピアノ、5歳よりヴァイオリンを始める。2012年に日本フィルハーモニー交響楽団による故・冨田勲氏作曲の「イーハトーヴ交響曲」の世界初演に携わる。その後の再演演奏会では冨田氏よりゲストピアニストとして指名を受け、テレビ朝日系列「題名のない音楽会」に出演。同氏の遺作となった「Dr.コッペリウス」にもピアニストとして携わった。久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラの一員として、2016年より日本全国・アジア諸国でのツアーに参加する等、在京オーケストラの鍵盤楽器奏者としても活動をしている。国内外の著名な音楽家とも親交を深め、トランペッターのアンドレ・アンリやオッタビアーノ・クリストーフォリとの共演も数多い。一方、ソロ活動ではバッハやスカルラッティなど独自のレパートリーを築き、2018年に自身初となるソロアルバムがリリースされた。これまでに山野井千津、横林歩、秦はるひ各氏に、東京音楽大学にて関根有子氏と石井克典氏に師事。2012年東京音楽大学ピアノ演奏家コース首席卒業。
井後 優弥
1990年千葉県印西市出身。4歳より母の手ほどきでピアノを始め、11歳にしてガーシュウィン《ラプソディー・イン・ブルー》を共演。その後、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学を卒業後、プラハ音楽院にて研鑽を積む。全日本学生音楽コンクール(奨励賞)、野島稔・よこすかピアノコンクール(入選)、ルーマニア国際音楽コンクール(最高位)、市川市文化振興財団新人演奏家コンクール(最優秀賞)北本ピアノコンクール(優勝)、山手の丘音楽コンクール2012(第3位、ヤマハ賞)、やちよ音楽コンクール(第1位、八千代市長賞)など、数々のコンクールで成果を上げ、「CHOPIN」「ムジカノーヴァ」誌で取り上げられる。2013年にはABC新人コンサート音楽賞を受賞。NPO法人 芸術・文化若い芽を育てる会 平成28年度助成対象に選出。室内楽やソロ・リサイタル公演を催すほか、東京フィルハーモニー交響楽団と共演、市川市政施行75周年記念オペラ「フェドーラ」(邦人初演)では舞台上で役を演じるなど活動の幅を広げている。印西音楽協会[IMA]理事、市川オペラ公式ピアニスト、下田国際音楽コンクール実行委員、ベートーヴェン国際ピアノコンクールアジア実行委員、つくばフルートコンクール2018実行委員。